べかこう(読み)ベカコウ

デジタル大辞泉 「べかこう」の意味・読み・例文・類語

べかこう〔べかかう〕

《「めかこう」の音変化という》指先で下まぶたを引き下げ、目の内側の赤い部分を示すしぐさ。相手をからかったり、軽蔑反抗気持ちを表したりするときにする。あかんべ。べっかんこ。べかこ。めかこう。
「舌を出したり、―をしたりすることが」〈谷崎・少将滋幹の母〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「べかこう」の意味・読み・例文・類語

べかこう べかかう

〘名〙 (「めかこう」の変化した語) 指で下まぶたを引き下げて裏の赤い部分を見せること。からかいや拒否の気持を表わす時などにするしぐさ。また、そのしぐさをする時にいうことば。いっしょに舌を出してすることもある。あかんべい。あかんべ。べい。べか。べかこ。べかっこう。べっかっこう。べっかんこう。べっかんこ。べっかこ。べっかこう。
※俳諧・毛吹草(1638)六「花なるやべか紅梅(コウばい)初紅葉〈作者不知〉」

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