デジタル大辞泉
「ひんひん」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ひん‐ひん
〘副〙
※虎明本狂言・
文山立(室町末‐近世初)「かく時、ひんひんとかく也」
※歌謡・落葉集(1704)五・樽踊男女入込「袖引きゃひんひん、なぜに顔ふりゃるえ
わしがどこに振ったぞえ」
ひん‐ひん
〘副〙
① 馬のいななく声を表わす語。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)初「ひんひん犬わん猫にゃアちう」
② 犬などの悲しそうに鳴く声を表わす語。
※
行人(1912‐13)〈
夏目漱石〉兄「犬がひんひん苦しがりながら俥を引くんだ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報