デジタル大辞泉
「はんなり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
はんなり
〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) はでなさま、明るく陽気ではなやかなさまを表わす語。はんなら。
※玉塵抄(1563)二七「前の夏と殷との二代にひきくらべてみれば周はどっこもたらうてにをにをとしてはんなりとしたぞ」
[語誌](1)中世後期以降、主として
上方の
資料を中心に例がみられ、現在も京阪地方を中心に用いられている。
(2)「はな(花・華)」に、状態を表わす
接尾語「り」が付いたものが撥音化したものとする説によれば、「はな」を
語基にもつ語には「はなやか」「はなばな」「はんなり」がある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報