なれずし(熟鮨)(読み)なれずし

百科事典マイペディア 「なれずし(熟鮨)」の意味・わかりやすい解説

なれずし(熟鮨)【なれずし】

魚を塩漬にした後,米飯とともに漬けて自然発酵させ酢味を出したもの。の古い形式で魚肉の保存法として行われた。特有の臭気酸味があり,地方名物として琵琶湖フナ鮨吉野アユ釣瓶(つるべ)鮨,秋田のはたはた鮨などが知られる。

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