デジタル大辞泉
「どんどん節」の意味・読み・例文・類語
どんどん‐ぶし【どんどん節】
明治末期から大正初期にかけて流行したはやり歌。あとに「アレワドンドン」などの囃子詞がつくところからいう。
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どんどん‐ぶし【どんどん節】
〘名〙 はやり歌。文政年間(
一八一八‐三〇)に
江戸で流行し、その後明治六年(
一八七三)頃と同二九年頃にも流行したが、特に同四四年から四五年にかけてよく歌われた三河屋円車の
浪花節の
ふしから出た「
かごで行くのは
お軽じゃないか」で始まるものが有名。
最後に「ドンドン」という
囃子詞(はやしことば)があるので、この
曲名となった。
※東京風俗志(1899‐1902)〈
平出鏗二郎〉下「
流行歌(はやりうた)についても、どんがら節・拳骨節・愉快節・広島節・どんどん節〈略〉等指を僂ふるに遑あらず」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報