どや(読み)ドヤ

デジタル大辞泉 「どや」の意味・読み・例文・類語

ど‐や

《「やど(宿)」を逆さ読みにした語》宿屋簡易旅館をいう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どや」の意味・読み・例文・類語

ど‐や

〘名〙 (「やど(宿)」の「や」と「ど」を逆にした語) 宿屋・簡易旅館をいう、盗人・てきや・寄席芸人仲間などの隠語。また、私娼窟淫売宿の意にもいう。
※歌舞伎・大塔宮曦鎧(1723)小幕「船でさすのは伽やろふ、どやで寝るのが、エイヤラサ」

ど‐や

連語〙 (副詞「どう」の略「ど」に、助動詞「や」の付いたもの) 相手に対する呼びかけ、勧誘を表わす関西方言。どうだ。
夫婦善哉(1940)〈織田作之助〉「どや、うまいやろが」

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