デジタル大辞泉
「とにかくに」の意味・読み・例文・類語
とに‐かくに
[副]
1 何やかや。あれこれ。
「―つけて、ものまめやかに後ろ見」〈源・帚木〉
2 それはさておき。いずれにせよ。
「―君とわが仲よも尽きじ」〈仮・露殿・上〉
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とに‐かくに
〘副〙
① あれこれ。さまざま。とかく。とにかく。とにもかくにも。
※
落窪(10C後)四「とにかくにいひ知らすれば、げにと思ひていらへせず」
② いずれにせよ。何はともあれ。要するに。とにもかくにも。
※続
拾遺(1278)雑中・一一九七「思ひおくことだになくはとにかくにをしかるべくもなき命哉〈
俊恵〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報