てな(読み)テナ

デジタル大辞泉 「てな」の意味・読み・例文・類語

て‐な

[連語]
接続助詞あるいは格助詞「て」+間投助詞「な」。文末に用いる》…ということだな。…てね。「合格したんだってな
「とい(言)うような」の音変化。「てなことを言ってその場をごまかす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「てな」の意味・読み・例文・類語

て‐な

[一] (接続助詞あるいは格助詞の「て」に間投助詞「な」の付いたもの) …てね。…(という)ことだな。
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)三「恩をしらねば人面獣心といふてな、顔は人でも心は畜生
※風流懺法(1907)〈高浜虚子〉一力「お父つぁんもお母はんも無いのやてな」
[二] 「というような」が変化したもの。
演歌ストライキ節(1900‐01頃)〈鉄石・不知山人〉「自由廃業で廓は出たが ソレカラナントショ 行き場ないので屑拾ひ ウカレメノ ストライキ サリトハツライネ テナコトオッシャイマシタネ」

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