つり輪(読み)つりわ

百科事典マイペディア 「つり輪」の意味・わかりやすい解説

つり輪【つりわ】

体操競技男子種目の一つ。古くは吊環(ちょうかん)とも呼ばれた。リングとも。50cm幅の間隔につり下げた2本の綱の先に内径18cmの木環をつけたつり輪を使用して,倒立懸垂十字懸垂,水平懸垂など),振動,回転などの運動を組み合わせて行う。ダイナミックな振動,回転系の技と倒立,懸垂などの静止・力技系の技を組み合わせて演技の妙を競う。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「つり輪」の意味・わかりやすい解説

つり輪
つりわ
rings

体操競技の男子種目の一つ。2本のロープでつり下げられた2個の輪を両手に握り,振動技,力技,静止技を組み合わせて回転,懸垂,倒立などの演技を行ない,技と美を競う。輪はマットから高さ 2.6mの位置にある。

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世界大百科事典(旧版)内のつり輪の言及

【体操】より

…そこには,20世紀初頭から,伝統的体操の形式主義を否定し,人間の心身の解放を唱えて台頭してきた新しい体操の影響をうかがうことができ,学校での体操も見直しの時代を迎えている。学校体育【中森 孜郎】
【体操競技】
 体操競技は国際体操連盟(FIG)に帰属するスポーツ種目の一つで,男子6種目(ゆか,あん馬,つり輪,跳馬,平行棒,鉄棒),女子4種目(跳馬,段違い平行棒,平均台,ゆか)から成っている。体操競技においては男女とも,それぞれの器械種目で演技することによって団体総合,個人総合,種目別の別で競われる。…

※「つり輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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