っぽう

精選版 日本国語大辞典 「っぽう」の意味・読み・例文・類語

っぽう

〘接尾〙 (「っぽ」の元の形。「の坊」の変化したものか)
① ある地域名に付けて、その土地出身の男性の意を、親愛気持をこめて表わす。
歌舞伎八重霞曾我組糸(1823)中幕「越後ッぽうの機嫌を取るのサ」
② ある身分を示す語に付けて、その身分の人を軽蔑の気持をこめて表わす。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「アノ医者ッぽうは、甚介だからヨ」

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