すねすねし

精選版 日本国語大辞典 「すねすねし」の意味・読み・例文・類語

すねすね‐

〘形シク〙 (「すねずねし」とも)
① 物がねじれてまがっている。
※俳諧・鷹筑波(1638)四「いもが子をただもりとれの言の葉に〈増重〉 すねすねしきやゆがみまっすぐ〈同〉」
② 心がねじまがっている。ひねくれている。
狂歌吾吟我集(1649)九「木をんなと是や岩ねの姫小松すねすねしくも見ゆるそだちは」
気骨があるさまである。すじが通っている。
※承応神事能評判(1653)加茂「よき能師という風は〈略〉何となく綺麗にして、すねすねしく見ゆるをよきとす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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