精選版 日本国語大辞典 「さ渡」の意味・読み・例文・類語
さ‐わた・る【さ渡】
〘自ラ四〙 (「さ」は接頭語。広い空間や時間を越えて移動する、渡るの意)
① 空や水面を越えて行く。また、遠く離れたところを過ぎて行く。
② こちらから向こうへ移る。また、向こうからこちらへくる。
※落窪(10C後)二「さりとも胸はいとおそろしき物をといふ程に、典薬さわたれば、こちいませと呼び給へば、ふとよりたる」
③ 太陽や月が空を横切る。
④ 通り過ぎる。
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