さようなれば

精選版 日本国語大辞典 「さようなれば」の意味・読み・例文・類語

さよう‐なれ‐ば さヤウ‥

(「ば」は接続助詞)
[1] 〘接続〙 順態の確定条件を示す。そうであると。
※歌舞伎・助六由縁江戸桜(1761)「『もふ帰らうではあるまいか』『左様なれば、私しがお供いたしませう』」
[2] 〘感動〙 ((一)から転じて) 別れの挨拶(あいさつ)に用いる語。さようならば。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一「さやうなれば、といひすてて、由の次は彼方へ走りゆく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報