さぞや

精選版 日本国語大辞典 「さぞや」の意味・読み・例文・類語

さぞ‐や

[1] 〘連語〙 (「さぞ」に助詞「や」が付いたもの) 「さぞ(一)」に疑問詠嘆を加えた言い方。そんなにも。実際そのように。
※続古今(1265)恋三・一一三〇「我を君待夜も有らばいひてまし頼めてこぬはさぞやつらきと〈藤原公実〉」
[2] 〘副〙 ((一)が一語化したもの) 副詞「さぞ」に詠嘆を加えた言い方。さぞまあ。さだめしまあ。
説経節・説経苅萱(1631)下「さそやさいごのそのときに、みづからうらみたまふらん」
俚謡・選炭節(大正頃)福岡(日本民謡集所収)「あんまり煙突が高いのでさぞやお月さん煙たかろ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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