こさんなれ

精選版 日本国語大辞典 「こさんなれ」の意味・読み・例文・類語

こさん‐なれ

連語〙 (「こそあるなれ」の変化したもの。「なれ」は、推定助動詞「なり」の已然形) 特に文頭に用い、前のことばを受けて、確かにそうだ、そうらしい、の気持を表わす。まったくだ。そのとおりだな。→こそ(一)。
仮名草子伊曾保物語(1639頃)上「『さればこそ、さやうに人にいましめられんことを知らざる事にて侍(はんべる)か』と申しければ、『こさんなれ』とてゆるされける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android