けちくさい

精選版 日本国語大辞典 「けちくさい」の意味・読み・例文・類語

けち‐くさ・い

〘形口〙 けちくさ・し 〘形ク〙 (「くさい」は接尾語)
① いかにもけちな様子である。しわい
随筆半日閑話(1823頃)一「もっての外にけちくさし」
② いかにも小心な様子である。こせこせしていやしい。みすぼらしい
異端者の悲しみ(1917)〈谷崎潤一郎〉一「こんな簡単な機械に対して、大騒ぎをする母や妹のけち臭い態度が」
③ いまいましい。しゃくだ。
歌舞伎傾城飛馬始(1789)口明「うぬ、ケチ臭(クサ)い二才め」
けちくさ‐げ
〘形動〙
けちくさ‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android