精選版 日本国語大辞典 「いわとかしわ」の意味・読み・例文・類語
いわと‐かしわ いはとかしは
〘名〙
※万葉(8C後)七・一一三四「吉野川石迹柏(いはとかしは)と常磐なす吾は通はむ万代(よろづよ)までに」
※常縁集(15C後)冬「谷河や岩とかしはに降しぐれふるとてかはる色をやはみる」
② (①の「常縁集」の歌から) つれないことのたとえ。
[補注]①は古来諸説がある。岩に生えた柏の意とする説、古く、石を柏といったとする説、「石門堅石(いはとかたいは)」の変化したものとする説、「石常磐(いはとこしは)」の変化したものとする説など。
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