あなにえや(読み)アナニエヤ

デジタル大辞泉 「あなにえや」の意味・読み・例文・類語

あなに‐えや〔‐ゑや〕

[感]《「え」「や」は感動助詞》まあ、すばらしい。
「―えをとこを」〈神代紀・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「あなにえや」の意味・読み・例文・類語

あなに‐え‐や ‥ゑ‥

〘感動〙 (「え」「や」は、感動の助詞) ああ。ああすばらしい。あなにや。
書紀(720)神代上「妍哉可愛(え)少男(をとこ)を〈略〉妍哉可愛(え)少女(をとめ)を〈妍哉、此をば阿那而恵夜(アナニヱヤ)と云ふ〉」
浄瑠璃・傾城島原蛙合戦(1719)五「聟は心の浮橋に、嫁入御寮のあなにへや、うまし雑煮も味甘の」

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