α(アルファ)(読み)アルファ

化学辞典 第2版 「α(アルファ)」の解説

α(アルファ)
アルファ
alpha

ギリシア文字24字の最初の字.【有機化合物分子において,官能基またはヘテロ原子に結合している炭素原子の位置記号として用いられる.なお,官能基またはヘテロ原子から遠ざかるに従って,順次β(ベータ),γ(ガンマ),…などのギリシア文字で位置を表す.

また,芳香環に結合した炭素原子をα位とし,側鎖の炭素原子に順次β,γ,…と位置記号をつける場合がある.ただし,基名の場合は例外で,基の炭素原子をαとする.

】同素体,異性体などを区別するのに,α,βなどのギリシア文字を使う場合がある.[別用語参照]硫黄斜方晶系硫黄テルピネン

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android