筆を呵す(読み)ふでをかす

精選版 日本国語大辞典 「筆を呵す」の意味・読み・例文・類語

ふで【筆】 を 呵(か)

① 冬の夜、文字を書く時に筆先が凍るのを、息を吹きかけ暖める。〔方干‐歳晩苦寒詩〕
② (謙譲の意をこめて)努めて文章をつづる。強いて筆を走らせる。
談義本・田舎荘子(1727)中「即(すなはち)(フデ)を呵(カ)(〈注〉セムル)し、一絶を賦して霊前薦む

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