溜飲(読み)リュウイン

デジタル大辞泉 「溜飲」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐いん〔リウ‐〕【×溜飲】

飲食物が胃にとどこおって、酸性胃液がのどに上がってくること。

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精選版 日本国語大辞典 「溜飲」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐いん リウ‥【溜飲】

〘名〙 胃の消化作用が不調となり、酸性のおくびが出ること。また、そのおくびや症状胸やけ。〔医心方(984)〕

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世界大百科事典(旧版)内の溜飲の言及

【胃炎】より

…胃炎が死後に生じた変化であるか生前にもあったものかについての論争が解決したのは,生きている人間の胃粘膜を内視鏡で観察し,あるいは生検が可能になった1920年以降のことである。胃炎は西洋医学とともに日本に輸入された名称で,それ以前は食傷(しよくしよう)あるいは溜飲(りゆういん)と呼ばれた。
[急性胃炎]
 胃カタルともいわれる。…

※「溜飲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」