デジタル大辞泉
「X線バースター」の意味・読み・例文・類語
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「X線バースター」の意味・わかりやすい解説
X線バースター【エックスせんバースター】
突然爆発的にふだんの強度の10倍を超えるX線を放射する天体。ふつうは数十秒で元に戻る。この現象はX線バーストと呼ばれている。X線バースターは中性子星と質量の小さい普通の星からなる近接連星系で,バーストによるX線強度の低下とともにX線スペクトルに基づいて出した放射体の温度が低くなるものと,温度がほとんど変わらないものとの二つのタイプがある。
→関連項目X線星
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知恵蔵
「X線バースター」の解説
X線バースター
X線バースト(X線光度が急に10倍以上増す現象)を起こす特異X線星。バーストは温度が2000万〜3000万K(ケルビン)の熱放射だと考えられている。中性子星と普通の星が連星系を作っており、普通の星の外層大気のガスが中性子星の表面に降り積もり、その量が限度を超えると核融合反応が始まり、X線バーストになると考えられている。現在までに数十個発見されている。
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