龍角(読み)りゅうかく

精選版 日本国語大辞典 「龍角」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐かく【龍角】

〘名〙
奈良時代中国から渡来した薬品の名。
正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献薬帳「奉 盧舎那仏種々薬 合六十種〈略〉龍角十斤〈并帒〉」
和琴・箏の部分の名。本体である槽(そう)の表の小木を架して弦をのせる二本の枕木うち頭部にあるもの。りょうかく。
※宇津保(970‐999頃)忠こそ「この琴を〈略〉かきならし給て、りうかくの許にかく書きつけ給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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