龍川寺(読み)りゆうせんじ

日本歴史地名大系 「龍川寺」の解説

龍川寺
りゆうせんじ

[現在地名]三戸町川守田 中屋敷

久慈くじ町の西北裏、旧国道四号の北に位置する。月渓山と号し、曹洞宗本尊釈迦牟尼。寛政年間(一七八九―一八〇一)の「邦内郷村志」に「龍川寺 月鶏山曹洞宗、八戸法光寺末寺、開山満室孝芸和尚、元和九年三月遷化、寛(政)三年辛亥迄八世」とある。文禄―慶長(一五九二―一六一五)の頃川守田かわもりた館の館主川守田常陸入道が開基となり、開創したと伝える(新撰陸奥国誌)一説によれば慶長二年満室の開山と伝えるが、実際は川守田館の近くに草庵を建てていた恕薫が川守田常陸入道の援助を得て、開山を実現したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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