冠木門(読み)カブキモン

デジタル大辞泉 「冠木門」の意味・読み・例文・類語

かぶき‐もん【冠木門】

冠木を渡した、屋根のない門。
[類語]かどゲート正門表門裏門アーチ通用門楼門城門山門大手門から上げ土門凱旋門背戸鳥居

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精選版 日本国語大辞典 「冠木門」の意味・読み・例文・類語

かぶき‐もん【冠木門】

〘名〙 二本の柱の上部に冠木を貫き渡し、上に屋根をかけた門。現在は屋根のないものをいうことが多い。かぶき
東寺百合文書‐い・文明一六年(1474)八月二六日・実相寺修理注文「一かふき門新造」

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百科事典マイペディア 「冠木門」の意味・わかりやすい解説

冠木門【かぶきもん】

左右門柱横木(冠木)によって構成した門。古くは下層階級の家に用いられた造りであるが,諸大名外門などにも用いられた。

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世界大百科事典(旧版)内の冠木門の言及

【門】より

…文献的には室町時代までさかのぼるが,できたのは鎌倉時代ころであろう。 冠木(かぶき)門は2本の門柱の上に横木をのせたもので,〈衡門〉ともいわれ,上土門とともに武家の屋敷に用いられた。釘貫(くぎぬき)門は2本の門柱の上部に貫を通したもので,冠木門と似ているので,現在では混同されている。…

※「冠木門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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