鳥立(読み)とだち

精選版 日本国語大辞典 「鳥立」の意味・読み・例文・類語

と‐だち【鳥立】

〘名〙
狩場で驚いた鳥が飛び立つこと。
※江帥集(1111頃)「みかりのはかつふる雪にうづもれてとだちもみえずくさがくれつつ」
② 鷹狩りのために、鳥が集まるように設けた湿地、沢、草むら。
※六条院宣旨集(12C前‐中)「はしたかをわがたなさきにひきすゑてとだちのかたをみよりなりけり」

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