鯨坂八幡宮(読み)くじらざかはちまんぐう

日本歴史地名大系 「鯨坂八幡宮」の解説

鯨坂八幡宮
くじらざかはちまんぐう

[現在地名]佐川町庄田

柳瀬やなぜ川左岸の八幡山にあり、祭神は応神天皇。旧郷社。由緒は不明であるが、江戸時代は土佐藩家老深尾氏知行の佐川領一八ヵ村の総鎮守として、深尾氏の保護を受けた。棟札は明治三三年(一九〇〇)の火災で焼失したが、「蠧簡集」に収録された棟札銘の写によれば永正一六年(一五一九)・永禄二年(一五五九)・天正八年(一五八〇)のものがあり、戦国期の当地方の領主大平氏・片岡氏・中村氏らとの関係がうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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