鮎滝観音堂(読み)あゆだきかんのんどう

日本歴史地名大系 「鮎滝観音堂」の解説

鮎滝観音堂
あゆだきかんのんどう

[現在地名]福島市立子山 船場

阿武隈川右岸、鮎滝渡船場跡の北の山上にある。本尊の菩薩立像(県指定重要文化財)は檜の一木造で、像高一六五センチ、平安時代初期の古仏とされる。渡利の大蔵わたりのだいぞう寺蔵の古仏像と一連のものとみられるが、奥州信夫伊達二郡略年代記(近野家蔵)は安永年間(一七七二―八一)阿武隈川に流れ着いた古仏と伝えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android