魚崎町(読み)うおざきまち

日本歴史地名大系 「魚崎町」の解説

魚崎町
うおざきまち

中世の尼崎町内にあった町。文安二年(一四四五)の兵庫北関入船納帳によれば、同年一二月七日に兵庫に入港した尼崎船の船頭の名が「魚崎三郎」とあり、当地は尼崎を船籍地とする船の船頭の居住地の一つであった。室町から戦国期にかけて町場化していったとみられ、明応五年(一四九六)には白江正信が所持する「尼崎魚崎町内」が五貫文で富田中務に売却されている(同年四月一三日「白江正信屋敷地売券」大覚寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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