鬼剣舞

デジタル大辞泉プラス 「鬼剣舞」の解説

鬼剣舞

岩手県北上地方に伝わる民俗芸能。正式には念仏剣舞といい、面をつけて踊る勇壮な舞が特徴岩崎・朴ノ木沢・川西・滑田の4地区の鬼剣舞が、1993年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の鬼剣舞の言及

【剣舞】より

…そのなかで悪魔外道を払うために剣を振るう所作が鮮烈なために剣舞と書かれるようになったとみられるが,その扮装や踊りの構成は土地によって異同がある。《岩手県民俗芸能誌》(森口多里著)は県内の剣舞を(1)大念仏系,(2)阿修羅踊系に分けるが,(1)は大笠をいただく者を中心に大勢の踊り手が異なる採物(とりもの)を持って念仏踊を踊るもの,(2)は武者などいかめしい姿の踊り手が,一曲一曲採物を持ち替えて荒々しく踊るもので,仮面を特につけるものを鬼剣舞などとよぶ。【西角井 正大】。…

※「鬼剣舞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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