高暮村(読み)こうぼむら

日本歴史地名大系 「高暮村」の解説

高暮村
こうぼむら

[現在地名]高野町高暮

恵蘇えそ郡の北西端に位置し、村の中央を高野山たかのやま(現神之瀬川)が曲流して東から南へ抜け、周辺には九〇〇―一〇〇〇メートル級の山々が連なる高冷地。高野山川両岸にわずかな耕地が分布する。東は上里原あがりはら村、北西は出雲国飯石いいし小田おだ(現島根県飯石郡赤来町)、南は三次みよし櫃田ひつた(現双三郡君田村)中世にはじび多賀たか村に属し、新市の蔀山しんいちのしとみやま城に拠った多賀山氏の支配下にあったが、直接には多賀山氏の家臣下門田しもんで坂本さかもと城を構えた白根氏が支配したといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android