騒合(読み)さわぎあう

精選版 日本国語大辞典 「騒合」の意味・読み・例文・類語

さわぎ‐あ・う ‥あふ【騒合】

〘自ワ五(ハ四)〙
① 互いにあわてふためく。
蜻蛉(974頃)中「ありとある人も、あやしくあさましと思ひ、さはぎあへり」
② 互いに騒々しくする。
謡曲夜討曾我(1480頃)「あら夥しの軍兵やな、われら兄弟討たんとて、多くの勢は騒ぎあひて、ここを先途と見えたるぞや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報