駆歩・駈歩(読み)かけあるく

精選版 日本国語大辞典 「駆歩・駈歩」の意味・読み・例文・類語

かけ‐ある・く【駆歩・駈歩】

〘自カ五(四)〙
① 馬や馬車に乗って走りまわる。馬を走らせて行く。かけありく。
※玉塵抄(1563)五一「あしたは壮の越の方、くれには南の蒼梧の方をかけあるいたぞ」
早足で歩きまわる。かけありく。
仮名草子浮世物語(1665頃)五「心の儘(まま)にかけあるく事もならず」
③ 転じて、忙しく立ちまわる。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四「処々方々と奔走(カケアル)きて、再び官途に登らんとて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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