馬台(読み)ばだい

精選版 日本国語大辞典 「馬台」の意味・読み・例文・類語

ば‐だい【馬台】

[1] 〘名〙
① 馬を乗り回す所。乗馬の練習場。馬場
類聚国史‐七三・五月五日・大同二年(807)五月壬辰「鸞輿晨駕、臨御馬台。大雨終日」
② 舞ったり踊ったりする台。舞踊のための台。
※新撰朗詠(12C前)下「馬台の東面の遠山の路、賓閣の南頭の明月の池〈藤原伊周〉」
③ 「すみ(墨)」の異称。〔弘治二年本節用集(1556)〕
[2] 「やばたい(邪馬臺)」の略。日本国のこと。
平家(13C前)四「内外栄幸をのをの馬台の辰門に啼(な)く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android