馬に乗るまで牛に乗れ(読み)うまにのるまでうしにのれ

精選版 日本国語大辞典 「馬に乗るまで牛に乗れ」の意味・読み・例文・類語

うま【馬】 に 乗(の)るまで牛(うし)に乗(の)

(速い馬に乗る前にのろい牛に乗って慣れる必要があるの意から) 高い地位につくには、その前に低い地位にあって努めなくてはならない。また、出世には段階がある、の意にもいう。
※虎明本狂言・入間川(室町末‐近世初)「みどもが大名になったらば、なんぢをは馬にのせうぞ。のりつけぬ馬にのせたらばおつる事があらふ程に馬にのるまでは牛にのせう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android