香椎村(読み)かしいむら

日本歴史地名大系 「香椎村」の解説

香椎村
かしいむら

[現在地名]東区香椎・香椎一―六丁目・香椎台かしいだい一―五丁目・香椎駅前かしいえきまえ一丁目・香椎駅東かしいえきひがし一―四丁目・舞松原まいまつばら四―五丁目・下原しもばる二丁目など

裏粕屋うらかすや郡に所属。立花たちばな山の南西麓、多田羅たたら村の北に位置する。唐津街道が通り、「続風土記」によると村内に長谷ながたに村があった。小早川時代の指出前之帳では香椎村の田五〇町九反余(分米四四九石余)・畠二八町八反余(分大豆一三七石余)。慶長七年(一六〇二)の検地高一千二四石余、うち大豆二四三石余(慶長石高帳)。元禄五年(一六九二)には高一千四四石余・反別八五町七反余、家数九九・寺一・社一、人数四六四(田圃志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報