デジタル大辞泉
「作出」の意味・読み・例文・類語
さく‐しゅつ【作出】
[名](スル)新しい品種を作り出すこと。「バラの新種を作出する」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
つくり‐だ・す【作出】
〘他サ五(四)〙
① こしらえだす。製作する。また、新しく作る。創作する。考えだす。つくりいだす。
※杜詩続翠抄(1439頃)
一八「つくりたいて云た也」
※あそび(1910)〈
森鴎外〉「真の鉅匠大家の手に渡れば、
世界を動かす
作品をも造り出すものだ」
② 生産する。産出する。つくりいだす。
※交易問答(1869)〈
加藤弘之〉下「
百姓といふ者は〈略〉
稲麦をはじめ、すべて諸色を作り出してくれるものだから」
③ 作りはじめる。
つくり‐いだ・す【作出】
〘他サ四〙
① こしらえだす。つくりあげる。製作する。つくりいず。つくりだす。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「としかげは、りほうの
ふみを、いとになくつくりいだしたてまつれる時に」
② 考えだす。案出する。また、勝手に想像する。つくりいず。つくりだす。
※
平中(965頃)二五「よになくあさましきことをつくりいだしつつ、言ひ散らしければ」
③
農産物などを生産する。つくりいず。つくりだす。
つくり‐い・ず ‥いづ【作出】
※竹取(9C末‐10C初)「かくや姫の給ふやうにたがはず作り出つ」
※平中(965頃)三五「いとものはかなき
空言を、あだめける人のつくりいでて、言へるなりけり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報