香川進(読み)かがわ すすむ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「香川進」の解説

香川進 かがわ-すすむ

1910-1998 昭和-平成時代の歌人
明治43年7月15日生まれ。前田夕暮に師事して口語自由律短歌から出発し,のち定型にうつる。昭和28年「地中海」を創刊,主宰生命根源にせまる作風で知られ,48年「甲虫村落」で迢空(ちょうくう)賞,平成4年「香川進全歌集」で現代短歌大賞。平成10年10月13日死去。88歳。香川県出身。神戸商業大(現神戸大)卒。
格言など】花もてる夏樹の上をああ「時」がじいんじいんと過ぎてゆくなり(「氷原」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例