飯盛寺(読み)はんじようじ

日本歴史地名大系 「飯盛寺」の解説

飯盛寺
はんじようじ

[現在地名]小浜市飯盛 法海

飯盛いいもり山北側山裾にある。山号深山。本尊薬師如来。高野山真言宗。草創は不詳だが、「若州管内社寺由緒記」は往昔は田徳山椿林寺と称し、霊亀―養老(七一五―七二四)創建ともいう。文和年中(一三五二―五六)に開山覚能が勅言により七堂伽藍を建立したと記している。盛時には北坊・玉蔵坊・岡本坊・本坊・感善坊・実蔵坊・金蔵坊・仏蔵坊・尾崎坊・池坊・勝儀坊・宝蔵坊の一二坊を数え、坊領として飯盛はんせい村内に七九石六斗余、このほか清貞名(法海に所在)年貢として二三石余を有した(年月日不詳「飯盛寺寺領目録」飯盛寺文書)

文明一六年(一四八四)三月に焼け、天台宗円満院門跡の発願本堂仁王門が再建された(「飯盛寺重書目録」飯盛寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「飯盛寺」の解説

飯盛寺

福井県小浜市にある寺院。飯盛山登山口に位置する。本堂は国の重要文化財に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android