食品カロリー表示(読み)しょくひんかろりーひょうじ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「食品カロリー表示」の意味・わかりやすい解説

食品カロリー表示
しょくひんかろりーひょうじ

食品の栄養成分表示の項目の一つで、熱量エネルギー)を示す表示。エネルギーのほかにもタンパク質脂質炭水化物ナトリウムなどについて、食品100グラム当り、飲料(一般に飲用に供する液体の食品)100ミリリットル当りの含有量を表示するのが一般的である。ほかに「1食分10g当り」などの表示も認められている。またこれらの表示にはプラスマイナス20%の誤差が容認されている。

 広告表示で使われている「ノンカロリー」「カロリーゼロ」「無糖」などは、かならずしもゼロを示すものではなく、100グラム(100ミリリットル)当りの含有量が5キロカロリー未満の場合に、誤差の許容範囲として認められている表現である。また、100グラム当りの含有量が40キロカロリー以下の食品、あるいは100ミリリットル当りの含有量が20キロカロリー以下の飲料であれば、「カロリーオフ」「カロリーひかえめ」「低カロリー」などと表示することができる。ほかに栄養成分の含有量についての「たっぷり」「多い」「高い」などの強調表示についても、それぞれ基準値が決められている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android