精選版 日本国語大辞典 「飛上」の意味・読み・例文・類語
とび‐あが・る【飛上】
〘自ラ五(四)〙
① とんで上にあがる。勢いよくはねあがる。
② とんで空へあがる。空へ舞いあがる。
③ 特に、ひじょうに驚いたり、喜んだりしたときなどに、思わずとびはねる。
④ とっぴな言動をする。調子にのってさわぐ。
※洒落本・北川蜆殻(1826)序「陽気に飛上(トビアガ)る蚤の小男も」
⑤ 順序をふまないでのぼる。また、値段が急激にあがる。
とび‐あがり【飛上】
〘名〙
① とびあがること。
② とっぴな言動をすること。また、その人。ひょうきんもの。むこうみず。はねあがり。
※玉塵抄(1563)一「楚の国の者は水や土によるか人の心がとびあかりにけなげにすすどいぞ」
③ 低い地位から一足とびに出世すること。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報