デジタル大辞泉
「風声鶴唳」の意味・読み・例文・類語
ふうせい‐かくれい【風声▽鶴×唳】
《戦いに敗れた前秦の苻堅の軍が風の音や鶴の鳴き声などにも驚き騒いで敗走したという「晋書」謝玄伝の故事から》おじけづいた人が、少々のことに驚くことのたとえ。
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ふうせい‐かくれい【風声鶴唳】
〘名〙 (「
晉書‐謝玄伝」の「堅衆奔潰〈略〉棄
レ甲宵遁、聞
二風声鶴唳
一、皆以為
二王師已至
一」による) 風の音と鶴の鳴く声。
敗兵が風の音や鶴の鳴き声にも敵かと思っておどろき恐れること。また、ささいなことにもびくびくとおじけづくことのたとえ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
風声鶴唳
風の音と鶴の鳴く声。おじけづいた人がちょっとしたことにも驚き恐れることのたとえ。
[使用例] 風声鶴唳、人々は皆な荷担して立った[田山花袋*生|1908]
[使用例] 朝な夕なに風声鶴唳に驚かされる乱世の逸民たる我々下々の者ども[渡辺一夫*ガーター勲章について|1950]
[解説] 戦いに敗れた軍の兵士たちが、風の音や鶴の声にも敵が襲ってきたのではないかと驚き恐れたという「晋書―謝玄伝」の故事によることば。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報