風の歌を聴け(読み)カゼノウタヲキケ

デジタル大辞泉 「風の歌を聴け」の意味・読み・例文・類語

かぜのうたをきけ【風の歌を聴け】

村上春樹小説。昭和54年(1979)、第22回群像新人賞を受賞したデビュー作。同年の第81回芥川賞候補作ともなった。「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」と続く、「僕」と「鼠」を主人公とする3部作の第1作。

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デジタル大辞泉プラス 「風の歌を聴け」の解説

風の歌を聴け

①村上春樹のデビュー小説。1979年、第22回群像新人賞を受賞し、同年刊行。応募時のタイトルは「Happy Birthday and White Christmas」。「僕」と友人の「鼠」を主な登場人物とする、いわゆる初期三部作の第1作。
②①を原作とした1981年公開の日本映画。監督脚本大森一樹出演:小林薫、真行寺君枝、巻上公一、坂田明ほか。

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