願正寺町(読み)がんしようじちよう

日本歴史地名大系 「願正寺町」の解説

願正寺町
がんしようじちよう

[現在地名]熊本市水道すいどう

北は地蔵じぞう町、南は一番被分いちばんわかされ町、西は水道町、東は白川に接する。地蔵町より約三〇間南の東西通りを願正寺町通と称し、地蔵町と願正寺町通を結ぶ南北通りを含めて称する。江戸時代は武家屋敷のため町名がなかったが、明治一三年(一八八〇)名付けられた。しかし願正寺は西南戦争戦火にあい、明治一二年移転、現在光勝こうしよう寺の東隣に墓地のみが残る。宝暦四年(一七五四)頃には南北通りに鉄炮者屋敷九が並ぶ。願正寺町のほぼ真ん中にある光勝寺から東半分では、北側に光勝寺・願正寺があるほかは鉄炮者屋敷六が並ぶ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android