願寺(読み)がんじ

日本歴史地名大系 「願寺」の解説

願寺
がんじ

[現在地名]津久見市津久見 願寺

津久見川支流の西にしうち川上流域、胡麻柄ごまがら(六五七メートル)南東に位置し、東は西野内村。宝永四年(一七〇七)願寺と称する山野にすでに一一石余の山畑が開発されていたが、西野内村の百姓らが願寺への移住を願出て許された(「佐伯藩御用日記」同年正月二六日条)。宝暦五年(一七五五)の在浦村立位付(佐伯藩政史料)津久見村の内として願寺とみえ、村位は下。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(同史料)では津久見村枝郷とされる。文化三年(一八〇六)の改正郷村明細帳(西郷家文書)によると村位は中、高一一石余(田方四斗・畑方一〇石余)・反別二町余(田方四畝・畑方二町余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android