顔見世銀（読み）かおみせぎん

精選版 日本国語大辞典

かおみせ‐ぎん かほみせ‥【顔見世銀】

〘名〙 江戸時代、町内加入または株仲間に加入など、ある団体に新規に加入する際の挨拶料。祝儀銀。

※浜方定式留（1756）「親類より譲請被_レ申仁是迄祝儀之外、顔見世銀として、礼銀二枚に相極候事」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

かおみせ‐ぎん〔かほみせ‐〕【顔見世銀】

江戸時代、主に大坂の両替屋が新規に開業するとき、仲間の取り締まりである十人両替に納付した祝儀銀。

出典　小学館