須久々神社(読み)すくくじんじや

日本歴史地名大系 「須久々神社」の解説

須久々神社
すくくじんじや

[現在地名]茨木市宿久庄

宿久庄しゆくのしよう鳥羽とばの東方、宿久山(鳥羽山)中腹鎮座。速素盞嗚命・稲田姫命を祀る。旧村社。「延喜式」神名帳島下しましも郡の「須久久スククノ神社二座鍬靫」に比定される(摂津志)。宿久庄は古代島下郡宿久すく郷の地で、鎌倉初期編纂の「神宮雑例集」には天平一二年(七四〇)奈良春日社を「寿久山御社」に移したとみえ、右大臣中臣清万呂が致仕後、摂津国島下郡寿久すく郷に隠居して寿久山社を奉斎したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android