革秀寺(読み)かくしゆうじ

日本歴史地名大系 「革秀寺」の解説

革秀寺
かくしゆうじ

[現在地名]弘前市藤代 川面

岩木川に面し、岩木山を背に弘前城跡を望む。津軽山と号し、曹洞宗。本尊釈迦牟尼仏。もと長勝ちようしよう寺末、藩祖津軽為信の廟所。

慶長一四年(一六〇九)二代藩主津軽信枚が父為信の菩提を弔うため、牌所として建立したという(津軽歴代記類)。「津軽一統志」によれば、長勝寺八世格翁舜逸が藤崎ふじさき(現南津軽郡藤崎町)に隠居所として創立した寺庵を、信枚が慶長一二年の為信死去に際して移転したという。そのため開山は格翁、開基は為信と伝える。移転の時期は明確にしえないが、慶長一四年七月一八日の津軽信枚黒印寺領宛行状(国立史料館蔵)に次のようにある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「革秀寺」の解説

革秀寺

青森県弘前市にある曹洞宗の寺院。1608年創建とされる。1612年に建てられた本堂は国の重要文化財に指定されている。

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