霞錦(読み)かすみにしき

精選版 日本国語大辞典 「霞錦」の意味・読み・例文・類語

かすみ‐にしき【霞錦】

〘名〙 錦織物の一種模様になる部分に多数の色糸を横段式に織り込み、その中に菱形の模様をつくったもの。横段が霞のように見えるところからこの名がある。「三国史記新羅紀景文王九年」の条に、唐に献じた調物なかに「朝霞錦二十匹」とあるから、新羅の特産物といえる。雲繝錦(うんげんにしき)。かすみいろのにしきかきん

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android