震い付く(読み)フルイツク

デジタル大辞泉 「震い付く」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐つ・く〔ふるひ‐〕【震い付く】

[動カ五(四)]
感情をおさえることができないで、思わず抱きつく。
何時見てもあの女は、何だかこう水際立った、―・きたいような風をしている」〈芥川好色
寒さや病気などのために身体がふるえる。
「にはかに―・きて御所中むさきよし」〈御湯殿上日記・文明一四年閏七月二九日〉
[類語]組み付く抱き付くしがみつくかじりつくむしゃぶりつくつかみかかる

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